第10回オートファジー国際シンポジウムに参加しました

札幌で開催された第10回オートファジー国際シンポジウムに参加しました。

ALSで障害を受けやすい神経細胞とオートファジーの活性に何らかの相関関係があるのではないか、という発見についてポスター発表を行いました。オートファジーは、自分にとっては新しい分野ですが、専門家の先生方からアドバイスを沢山いただくことができました。

オートファジーの分野は日本で大きく発展しましたが、10回を数えるこのシンポジウムはまさにその歴史であるとうことを知ることができました。

論文執筆への大きなヒントを得ました。

ZDM15に参加しました。

ゼブラフィッシュをモデルにつかったヒト疾患研究を行っている研究者が成果を発表する、ZDM15@Sheffieldに招待していただき、講演しました。タイトルは「Energy homeostasis and neuronal vulnerability in ALS」です。大切なフィードバックを沢山いただきました。会場のSheffield City Hallのステージは歴史を感じました。BeatlesやQueenも立ったことがあるそうで、密かに興奮しました。市街には、マスクをしている人はほとんど見当たらず、ほとんどコロナ前に戻っている様子です。3年ぶりの海外学会でしたが、刺激的でした。

来年は、米国DurhamでZDM16です。

第28回小型魚類研究会に参加しました

プログラムカバー

第28回小型魚類研究会@国立循環器病センター(吹田)に参加しました。ALSでは、運動ニューロンと呼ばれる神経細胞が障害を受けますが、運動ニューロンの種類によって、障害を受けやすかったり、そうでなかったりすることが知られています。このメカニズムについて考察しました。

発表後に「次の研究テーマはALSにしたいんです」という若者に出会うことができ、「頼むから、絶対にそうしてください」と強めにお願いしました。発表した甲斐がありました。

学会のシーズンが始まります。

今週から年末まで、学会のシーズンが始まります。

コロナ禍では、よく研究が進みました。これは出張による実験の中断がなかったからでしょう。オンライン学会があったとしても、学会の5分前まで実験していることができました。対面式の学会では実験が停止しますが、ネットワーク作りが進むことは間違いないでしょう。このバランスをどうとるのがいいのか、考えてみたいです。

まず始まりは、大阪での小型魚類研究会です。ここ数年、対面の交流の機会が少なかった学生さんとの対話も大切にしたいと思います。

出版しました!「実験医学 フロントランナー直伝 相分離解析プロトコール」

最新のノウハウが満載

フロントランナー直伝 相分離解析プロトコール (加藤昌人,白木賢太郎,中川真一/編)が出版されました。

「オプトジェネティクスによる相転移の操作」の章を担当しました。TDP-43を例につかって、光操作で天然変性タンパク質を相分離させる手法の基本(の基本)を書きました。

今週は、なんと編者の加藤先生にハイドロゲルを実際に見せていただく、という幸運にも恵まれました。ハイドロゲルは、7年前にアメリカの学会で初めて聞いて、とても驚き感動したのを覚えています。実際に見てみると、いろんなアイデアがわいてきますね。

25年ぶりの解糖系

ALSで障害を受ける神経細胞「運動ニューロン」の中で、どのようにエネルギーのやり繰りがなされているか?という疑問から出発した研究提案が、科研費・挑戦的研究(萌芽) に採択されました。研究課題名は、「神経変性の緩和法としての解糖系の機能開拓」です。

挑戦的研究は、「これまでの学術の体系や方向を大きく変革・転換させることを志向し、飛躍的に発展する潜在性を有する研究」ということですので、新しい考え方を提案する研究にしたいです。

細胞内のエネルギー代謝機構に取り組むのは、大学院の入試以来です。