GRC, Amyotrophic Lateral Sclerosis (ALS) and Related Motor Neuron Diseasesに参加しました。

GRC(ゴードンリサーチカンファレンス)ALS and Related Motor Neuron Diseasesに参加しました。

今回のALSのGRCは、South Maine Universityで開催されました。同じ演者を連続で招待しないという方針があったようで、2年前の続報というよりは、新しい研究成果を知ることができました。ポスター発表もたくさんの方が来てくれました。

この会はサイエンスのためにやっているのではなく、患者さんのためにやっているのだから、早くこの会を開催する必要がないようにしなくてはならない、というConcluding remarkを持ち帰りました。

Your present plans are going to succeed.

The 19th International Zebrafish Conference (in Madison) に参加しました。久々に、マジソンでの発表ですが、自分の研究室ででた成果をできるようになりました。

20年ぐらい前に、大先生と行ったマジソンの中華ランチでもらったフォーチュンクッキーに入っていた”お告げ”は、その後、ずっと財布の中にしまっていましたが、ご利益があったのか、またマジソンで成果を発表できてよかったです。

申請の息吹に充ちて 〜9〜

日本ALS協会、2025年度「ALS基金」研究奨励金に採択されました!

現在取り組んでいる論文の続きのプロジェクトで、ALSの原因究明を目指します。

大きい運動ニューロンが生まれながらに抱えているストレスについて研究していきたいと思います。このストレスが抱えきれないほど大きくなった時に、神経変性が始まるのではないか、と予想しています。

遺伝学講座・みしま

昨日は、遺伝学講座・みしま、で講演しました。

タイトルは「熱帯魚と挑む、難病ALSの解明」。ALSとは、どんな病気なのか、を理解していただくよう心がけました。また、研究室でのプロジェクトについて紹介しました。

心臓の筋肉はなぜ衰えなのでしょうか?という会場からの鋭い質問ですが、これも未だわからない謎です。

2024年の終わりに

今年の最大のニュースは、神経システム病態研究室(浅川研究室)がスタートしたことでしょう。神経変性疾患、特にALS(筋萎縮性側索硬化症)の病態解明と治療法の開発をメインのテーマにした研究室です。ALS研究では比較的珍しい、ゼブラフィッシュという熱帯魚を主な実験モデルとして使用します。

ALSの研究を始めてから10年以上が経ちますが、その間に、興味深い発見や実験モデルが蓄積しています。研究室をスタートした最大の効果は、新しいメンバーが、これらのこれまでの蓄積に加えて、私の発想とは別の、思いもつかないようなアイデアで研究を展開してくれることでしょう。今後は自分だけでなく、研究室の仲間とともにこれらの研究を推進し、ALSの原因究明に1日でも早く近づきたいです。

2025年に加わる新メンバーと一緒に、魅力ある研究を展開したいです。

写真は、国際ALSシンポジウム in モントリオールでの講演。