2024年の終わりに

今年の最大のニュースは、神経システム病態研究室(浅川研究室)がスタートしたことでしょう。神経変性疾患、特にALS(筋萎縮性側索硬化症)の病態解明と治療法の開発をメインのテーマにした研究室です。ALS研究では比較的珍しい、ゼブラフィッシュという熱帯魚を主な実験モデルとして使用します。

ALSの研究を始めてから10年以上が経ちますが、その間に、興味深い発見や実験モデルが蓄積しています。研究室をスタートした最大の効果は、新しいメンバーが、これらのこれまでの蓄積に加えて、私の発想とは別の、思いもつかないようなアイデアで研究を展開してくれることでしょう。今後は自分だけでなく、研究室の仲間とともにこれらの研究を推進し、ALSの原因究明に1日でも早く近づきたいです。

2025年に加わる新メンバーと一緒に、魅力ある研究を展開したいです。

写真は、国際ALSシンポジウム in モントリオールでの講演。

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