申請の息吹に充ちて 〜2〜

公益財団法人・光科学技術研究振興財団から、2年間の研究費のサポートを受け、ALSの研究に取り組みました。

先週は、第5回晝馬輝夫光科学賞、令和4年度研究助成金の贈呈式が浜松で開催されました。第5回晝馬輝夫光科学賞を受賞された、京都大学の谷口先生の素晴らしい受賞講演を拝聴しました。私は、令和2年度の研究助成の成果報告の講演をさせていただく機会に恵まれ、ALSの研究に携わっている先生方や、さまざまな諸先生方に多くのアドバイスを頂きました。研究をサポートしていただき、本当にありがとうございました。

さて、久々に対面でこのような会が開催され、式の後には、多くの先生方と直接お話しすることができました。財団に関わっておられる先生方が口々に語るのは、浜松ホトニクスの創始者である故・晝馬輝夫氏の「とにかくやってみる」という、やらまいか魂として語り継がれる研究開発に対する情熱でした。晝馬輝夫氏は、小柴先生や梶田先生のノーベル賞受賞になくてはならない存在だったことは述べる必要もないですが、こうして亡くなられてからもなお、多くの人を鼓舞する大きな力を目の当たりにした一日でした。

研究者は、論文を発表することにより、その成果を世界の誰とでも共有することができますが、科学の発展に、人と人を介したパッションの伝達が果たす役割はとても大きいと感じました。

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