個の力、組織の力

サッカーW杯の前後には、代表を強くするには個が大事か、組織が大事か、という議論がおきます。最終的に、個と組織の両方が鍛えられるなら、どちらが大切かという議論はあまり重要ではなく、両方大切にちがいありません。

一方で、手持ちのリソースが限られている場合、最終的に組織としてのネットワークを機能させる為には、個を強くすることが先決か、それとも組織的連携を強化することが先決か、というマネージメントが重要になるでしょう。真新しい問題ではないと思いますが、ひょっとしたら、自分のALS研究もこういう問題の周辺にいるのかな、と昨日ふと考えはじめました。

いったん途絶えてしまった細胞ネットワークを回復させる為には、限られたエネルギーを、個々の細胞の成長と、細胞間の連結に、どのような配分、あるいは順番で振り分けるのが最適か。特に、細胞を成長させるシグナルが、細胞ネットワークを不安定化させてしまうような場合には、どうしたら個々の細胞を成長させながら、ネットワークを回復させることができるのでしょうか。ALSにおいて、個々の運動ニューロンが萎縮して、運動回路が寸断された場合に、回路機能を回復させる効果的な手立ては見つかっていません。スタープレーヤーを集めても、チームとしては弱い、ということはありますね。

エネルギーや予算の絶対量を豊富にすることで、あとは細胞や選手達に任せるという考え方もあるかもしれません。それが簡単にできれば、すぐに運動回路も代表も強くなるんでしょうけれど。。

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