本日、2018年の実験部門の仕事納め。
掃除、片付けを終わらせた後、一年の締めくくりのイメージングへ。
この一年は、神経変性疾患、とくに運動ニューロンが変性によって失われるALS(筋萎縮性硬化症)の研究に取り組んだ。
運動ニューロンの変性が始まるか、始まらないかの初期段階とはどのような状態なのか、未だ誰も知らない。ゼブラフィッシュという身体の透明性が高い動物の運動ニューロンをモデルにつかって、神経変性の初期段階を再現し、直接観察してやろうというのが、研究の目的。
2018年最後の一枚。

緑色の運動ニューロンの中にある、マゼンタと合わさって白みがかった2つの細胞が、変性前のストレス状態下にある(と期待される!)、運動ニューロン。
一年で、ここまで進展するとは思わなかった。2019年も実り多い年になりますように。